ソシオニクスとは?
色々なメソッドについてのまとめ。
二分法とは?
二元性によって性格の"傾向を"測るための理論。
ソシオニクスの概念なので、例によって色々な解釈がある。
※上記のページは参考にしたサイトさん
かんたん解説
<< 項目一覧 >>
外向・内向 / 外界に目が向きやすいか、内面に目が向きやすいか。
感覚・直感 / 五感による知覚が得意か、概念による知覚が得意か。
論理・倫理 / 理屈で決断するか、感情で決断するか。
合理・非合理 / "判断"する方が楽か、"知覚"する方が楽か。
周辺性・中心性 / リラックスしているか、競争的か。
構成主義・情緒主義 / 理屈で交流するか、感情で交流するか。
主観主義・客観主義 / 柔軟に考えるか、真剣に考えるか。
戦術・戦略 / 何をどうするか、目的をどう達成するか。
資源・利益 / 生み出すもの重視か、生み出されるもの重視か。
静的・動的 / 出来事を個別のものか、変化として捉えるか。
民主主義・貴族主義 / "個"として見るか、一般化して考えるか。
質問・宣言 / "対話"を求めるか、"意見交換"を求めるか。
臨機応変・先見 / 感覚的に解決するか、合理的に解決するか。
プロセス・結果 / 過程を大事にするか、その結果を大事にするか。
肯定主義・否定主義 / "見た目が"肯定的な表現か、否定的な表現か。
< 基本 >
「外向・内向」
外界に目が向きやすいか、内面に目が向きやすいか。
外向:外界からエネルギーを得る人のこと。外界に影響を与える。
内向:内界からエネルギーを得る人のこと。内省好き。
「感覚・直観」
五感による知覚が得意か、概念による知覚が得意か。
感覚:ヒトの持つ基本的な五感。具体的なものに強いリアリスト。
直感:可能性や全体像を"視る"人。無意識的で境界が曖昧。
「論理・倫理」
理屈で決断するか、感情で決断するか。
論理:思考による判断が得意。頭の良し悪しと関係はない。
倫理:感性による判断が得意。"感性型"と呼びたい時もある。
「合理・非合理」
"判断"する方が楽か、"知覚"する方が楽か。
合理:意志の力を使うタイプ。
非合理:状態に意識を向けるタイプ。
周辺性・中心性
「周辺性・中心性」
リラックスしているか、競争的か。
周辺性(賢明・思慮深い)
・協力的でリラックスしている。
・報酬より労働条件を優先したい。
・行動よりもまずは準備に時間をかけたい。
・その名の通り、社会的には少し不利な傾向?
・"内向"と少し特徴が被っている。
・Si+Neを重視するクアドラ(アルファ・デルタ)のイメージ。
中心性(果敢・シリアス)
・競争に強いオラオラ系。
・労働条件より報酬を優先したい。
・準備に時間をかけるよりまずは行動だ!
・その名の通り、社会的な中心人物になりやすい傾向。
・"外向"と少し特徴が被っている。
・Ni+Seを重視するクアドラ(ベータ・ガンマ)のイメージ。
構成主義・情緒主義
「構成主義・情緒主義」
理屈で交流するか、感情で交流するか。
・人との交流に、あまり感情を持ち込みたくない。
・人の感情に影響を受けやすく、行動や要求に対して毅然としている。
・お気に入りの本など、何かを感じさせるもので気分を変化させる。
・感性について触れさせず、論理面で環境の影響を受ける。
・Fx(制御が難しい)とTx(理性で制御)、タイプでいうと、Fj・Tp的。
情緒主義
・人との交流に、感情表現は必要だと考える。
・人の感情影響を受けにくく、行動や要求を求められるのが苦手。
・知っているものより、質の高いものや新しいものに触れたい。
・論理について触れさせず、感性面で環境の影響を受ける。
・Tx(制御が難しい)とFx(理性で制御)、タイプでいうと、Tj・Fp的。
主観主義・客観主義
「主観主義・客観主義」
柔軟に考えるか、真剣に考えるか。
主観主義(陽気・コメディ)
・主観的な解釈を大事にする。
・真理は相対的なもので、心で考える。
・陽気で、他者と親密な関係になるのが早い。
・Fe(感情的な雰囲気)+Ti(完全なシステムの構築)を重視する。
・クアドラでいうと、アルファ+ベータのイメージ。
客観主義(深刻・シリアス)
・システムを客観的に捉えようとする。
・真理は客観的なもので、仕事に楽しみを求める。
・他者と仲良くなるには、段階を踏むため相手の情報が必要。
・Te(最適で効率的な合理性)+Fi(人との関係性)
・クアドラでいうと、ガンマ+デルタのイメージ。
戦術・戦略
「戦術・戦略」
何をどうするか、目的をどう達成するか。
戦術
・方向性を決め、そのための手段を考える。
・物事を"完成"させない方が実力を発揮できる。
・目標はおまけみたいなもので、何を発見、経験したかが重要。
・直観について触れさせず、感覚面で環境の影響を受ける。
・タイプでいうと、Np(分かりやすい直観)と、Sj(静的な感覚)
戦略
・目的を決め、そのための手段を考える。
・ゴールに向かって突っ走る方が実力を発揮できる。
・目的に向かって突き進み、そのための手段について考える。
・感覚について触れさせず、直観面で環境の影響を受ける。
・タイプでいうと、Sp(分かりやすい感覚)と、Nj(静的な直観)
資源・利益
「資源・利益」
"生み出すもの"重視か、"生み出されるもの"重視か。
資源(リソース)
・冷静に状況を見て、注力する所を見極める。
・手札(資源)を妥協せず、興味(アイデア)を共有する。
・アイデアそのものよりも、それを生み出すものを大切にする。
・Te+Fiを評価されたがり、Ti+Feを評価されたがらない。
・タイプでいうと、ET(外向的な論理性)と、IF(内向的な感情)
利益(アイデア)
・情熱的に物事に関わり、難しい時でも諦めない。
・興味(アイデア)を妥協せず、手札(資源)を共有する。
・手札(資源)そのものよりも、それが生み出すものを大切にする。
・Ti+Feを評価されたがり、Te+Fiを評価されたがらない。
・タイプでいうと、EF(外向的な感情)と、IT(内向的な論理性)
静的・動的
「静的・動的」
出来事を個別のものか、変化として捉えるか。
静的
・出来事を"個別のもの"として捉える傾向。
・それぞれの状態(性質や構造)について話す。
・汎用的な表現で話す"維持者"で、出来事を分割して考える。
・力学的にソフトタッチ?で、視点が安定していて確信を持つ。
・完了型に少し近い概念の、Ep(外部に現れる非合理型)と、Ij(掘り下げる合理型)
動的
・出来事を"変化"として捉える傾向。
・ひとつなぎのプロセス(動きや相互作用)について話す。
・具体的な表現で話す"変革者"で、出来事を連想的に考える。
・力学的にハードタッチ?で、視点が不安定で変化を求める。
・開始型に少し近い概念の、Ej(外部に現れる合理型)と、Ip(掘り下げる非合理型)
民主主義・貴族主義
「民主主義・貴族主義」
"個"として見るか、一般化して考えるか。
民主主義
・いわゆる個人主義。
・人を一般化(グループ化)するより、固有の特徴を見る傾向。
・「~に属している」より、「~な人」
・クアドラでいうと、アルファ+ガンマ(SF・NT)のイメージ。
・性格診断でいう所の「特性論」に近いかもしれない。
貴族主義
・いわゆる集団主義。
・人を固有の特徴よりも、一般化(グループ化)して見る傾向。
・「~な人」より、「~に属している」
・クアドラでいうと、ベータ+デルタ(ST・NF)のイメージ。
・性格診断でいう所の「類型論」に近いかもしれない。
質問・宣言
「質問・宣言」
"対話"を求めるか、"意見交換"を求めるか。
質問
・人との「対話」を求めている。
・柔軟な会話をするため、割り込み処理を受け入れる。
・断定的ではない傾向があり、比較的自由な会話になる。
・「賢明」のT+「果敢」のF型のイメージ…とのこと。
・あくまでも目的の違いであって、質問が好きという意味では無いらしい。
宣言
・人との「意見交換」を求めている。
・真剣な会話をするため、人の話をよく聞き、交互に話す。
・断定的な傾向があり、ナレーション、モノローグ的な会話になる。
・「果敢」のT+「賢明」のF型のイメージ…とのこと。
・あくまでも目的の違いであって、質問が苦手という意味では無いらしい。
臨機応変・先見
「臨機応変・先見」
感覚的に解決するか、合理的に解決するか。
・状況を見ながら即興で問題を解決する。
・再現性よりも、可能性を考慮する傾向がある。
・問題の一般化というより、その場に対応した方法を使う。
・感覚的な対応で余地を残すため、思わぬ収穫を得ることがある。
・タイプでいうと、EN(外向的な直感型)と、IS(内向的な感覚型)
先見(用心深い)
・合理的に問題を解決する。
・きちんと準備して色々な可能性に備える。
・経験や知識を参照し、問題を一般化し、効率的に解決する。
・再現性が高く、旅行する時なども、大体ではなくきちんと準備しておく。
・タイプでいうと、ES(外向的な感覚型)と、IN(内向的な直感型)
右=プロセス・左=結果
「プロセス・結果」
過程を大事にするか、その結果を大事にするか。
右・プロセス
・"流れ"にこだわり、結果よりもその過程を重視する。
・具体的に何をするかに意識を向けるので、複雑な話が得意。
・エボリューション(今あるものを発展させる)
・人間の文明など、自然や本能に逆らう社会的な力。
・文明の発展を、生と死の順番で体験する。
左・結果
・"流れ"にこだわらず、過程よりもその結果を重視する。
・最初と最後に意識を向けるので、シンプルな話が得意。
・インボリューション(突然的な発展をさせる)
・気分や自己表現など、自然と調和する本能的な力。
・文明の発展を、生と死を逆向きに体験する。
肯定主義・否定主義
「肯定主義・否定主義」
"見た目が"肯定的な表現か、否定的な表現か。
肯定主義
・肯定的な"言葉を"使って表現する。
・それを"肯定"し、可能性を受け入れてみる。
・褒めることが得意で、今あるものを発展させていく。
・楽観主義のことではなく、あくまで好む表現方法の違い。
・"見た目が"加点方式(それが何なのか、どうあるべきか)
否定主義
・否定的な"言葉を"使って表現する。
・それを"否定"し、別の可能性について考えてみる。
・問題の発見が得意で、時間をかけて信頼へとたどり着く。
・悲観主義のことではなく、あくまで好む表現方法の違い。
・"見た目が"減点方式(そうではないこと、あってはならないこと)
補足
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